[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/07/12
抄訳記事公開日:
2017/08/23

学生および研究者のモビリティが世界的に高まる

Mobilität von Studierenden und Wissenschaftlern steigt weltweit

本文:

ドイツの大学での外国人学生数が初めて35万5,000人を突破し、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

2017年、ドイツの大学では初めて35万5,000人以上の外国人学生の登録があった。2020年を目途に設定した35万人という目標を現時点で既に達成している。全体的に見れば、ドイツにおける外国人学生数はこの10年間に37%増加したことになる。

連邦統計局の暫定的な発表によるとドイツにおける外国人学生数は2016年の34万人から、35万7,800人に増加している。ドイツはアメリカ、英国、オーストラリア、フランスに次いで外国人学生にとって世界的に最も好ましい留学先の一つとなっている。外国人学生の内、最も多いのは中国(13%)で、次いでインド(6%)、ロシア(5%)の順である。

ヴァンカ大臣は「ドイツの大学システムはグローバルに組織され、ネットワーク化されており、非常に国際的である。学習および研究拠点としてのドイツの魅力は多数の外国人学生、研究者を惹きつける一方で、最近では多くのドイツ人学生および研究者にとっては、外国で学び研究することは当たり前のこととなっている。これはドイツの国際化への取り組みの大いなる成果であり、ドイツの科学システムおよび留学内容の質および魅力を物語っている」と強調した。

ヴィンターマンテルDAAD会長は「世界はますますグローバル化してきており、国際的次元で考えることができて、世界的にネットワーク化された優秀な後継人材が必要である。外国留学の利点は明らかである、即ち良好な職への展望、向上した外国語知識、国際的な関連における専門知識、異文化コミュニケーション力、自立性の取得、国際友好、相手国および自国への新しい見方、そして忘れてならない自身への新しい見方である」と語った。

[DW編集局]