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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2017/07/05
- 抄訳記事公開日:
- 2017/08/25
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最優秀研究者の英国への招致に1億ポンドのラザフォード基金
£100 million Rutherford Fund to attract best researchers to the UK
- 本文:
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ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2017年7月5日付標記報道発表の概要は以下のとおり。
ジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣はこのほど、政府が高度な技能を持った研究者を英国に招致する目的で、新設のアーネスト・ラザフォード基金を通して1億ポンドを投資すると発表した。
ラザフォード基金は、先進国やインド、中国、ブラジル、メキシコなどの新興研究大国出身のキャリア初期またはシニアの研究者に対してフェローシップを提供するものである。これによって科学・研究における世界的リーダーとしての英国の地位を維持する。
研究・イノベーションは政府の産業戦略の中核をなす。2016年秋の予算編成方針演説で政府は総額47億ポンドにおよぶ公的研究開発支出の大幅増を発表した。これにより2020年度まで年あたり20億ポンドが追加される。これは政府支出全体の約20%の増加となる。
クラーク(Greg Clark)BEIS大臣は2017年4月に、今後4年間に10億ポンドの支援を伴う産業戦略チャレンジ基金(ISCF)の創設を発表した。このISCFの実行支援のため政府は春季予算発表において、今後4年間に2億5,000万ポンドを投資して高度の技能を持った研究人材の供給ルートを継続して構築していくと発表している。
[DW編集局]