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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/07/24
- 抄訳記事公開日:
- 2017/09/01
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BMBFがドイツにおける教育研究を強化
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)は「経験的教育研究新基本計画」を策定し、これに関して概略下記のような報道発表を行った。
どうすればドイツですべての人々に等しく教育の機会を提供できるのか。今日ますます複雑化する世界で自らの道を見出すために何を学ばければならないのか。個人への支援を向上させるにあたってデジタル化はどのような推進力を与えることができるのか。これらが、BMBFが将来新たな「経験的教育研究基本計画」の下で答えを見つけていくべき課題である。教育研究の知見は教育に関わる全ての関係者にとって重要である。基本計画にはBMBFの重点助成策が記されている。目標の一つは研究成果の実用化への転換である。BMBFはこの新たな「経験的教育研究基本計画」に今後5年間に約2億5,000万ユーロを投資する。
ミュラーBMBF政務次官によると「基本計画はドイツの優れた教育研究に関して新たな可能性を生み出すものである。デジタル化、グローバル化、高齢化、民主主義的価値の保護等の現代の大きな重要課題を克服するための教育制度の向上に寄与する」。
新基本計画は約10年にわたるこれまでの計画を土台としている。BMBFは将来4つの重要な分野、(1)教育の公正性の向上、(2)教育機関における多様性への有効な対応、(3)技術とりわけデジタル技術の発展と有意義な利用、(4)教育システムの質的改善での教育研究を進める。これに伴いキャリアのあらゆる段階、即ち保育園、学校、大学、職業教育訓練、成人教育の他、公式、非公式の教育プロセスまでを考慮にいれることになる。
[DW編集局]