[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
Innovate UK
元記事公開日:
2017/07/06
抄訳記事公開日:
2017/09/04

ウォルポート卿が新機構UKRIの計画の概要について講演

Sir Mark Walport shares vision for UK Research and Innovation

本文:

Innovate UKの2017年7月6日付標記発表の概要は以下のとおり。

英国研究・イノベーション機構(UKRI)の最高責任者(Chief Executive)に指名されているウォルポート卿(Sir Mark Walport)はこのほど、UKRIの構想、目的、この機構の展開における次なる施策の概要について講演を行った。

UKRIは、各研究会議、Innovate UK、および新組織のResearch Englandを統合して、2018年4月に設立される。この機構は、世界最高級の研究・イノベーション機構になることを目指している。

国会議事堂での大勢の研究・イノベーション関係者を前にした講演で、ウォルポート卿は英国の現行の研究・イノベーションの制度・組織の優れた点を強調しつつ、社会、技術、研究、ビジネスにおける画期的な変化から生じる課題やチャンスについて詳述し、それに対して英国は新たな方式や組織を展開する必要があると述べた。

「一つ一つは非常に強力な構成要素からなるファンディングの現状を基盤とするが、全体でみるとこれらの要素を合計したものよりはるかに大きな未開拓の潜在能力が相当量存在する。大胆さ、熱意、即応力を奨励・助成する必要があり、そうすることで想像力やイノベーションが積極的に取り上げられ、重要な提案が人為的な分裂に巻き込まれないようにする」とウォルポート卿は述べている。

ウォルポート卿はまたUKRIの成功度合について、究極的にはそれが引き起こすインパクトを通じて図ることになると述べている。最先端の人間の知識の前進度合い、経済的効果の実現度合い、雇用創出効果、社会がより強靭に、より健全で、より回復力を持てるような支援の度合いなどである。

[DW編集局]