[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2017/07/24
抄訳記事公開日:
2017/09/05

連邦経済エネルギー省とドイツ航空宇宙センター(DLR)が新DLR戦略を発表

Bundeswirtschaftsministerium und DLR stellen neue DLR-Strategie vor

本文:

連邦経済エネルギー省(BMWi)はドイツ航空宇宙センター(DLR)と共に、新DLR戦略を発表し、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

マッハニッヒBMWi事務次官は新DLR戦略の発表に当たり、「新戦略によりDLRは現下の社会的、経済的な重要政策課題に対応し、将来のため、特に将来のデジタル化の領域で準備態勢を整えていく。経済界および産業界はDLRによって優れた研究インフラを手にすることとなり、そのコンペテンスおよび経験から恩恵をうけることができる。DLRは研究機関としても6州7つの新研究所によって強化される。これに向けて連邦は年間4,200万ユーロを投入する。

エーレンフロイントDLR会長は「航空、宇宙飛行、エネルギー、交通、安全性およびデジタル化という研究領域のコンピータンスを高いレベルで結び付けることにより、社会、経済、科学のために明らかな付加価値を生み出している」とし、「DLRは新戦略の枠組みの中で、その強みを利用して、経済界への技術移転を大きく拡大し、イノベーション推進役を担っていく」と語った。

戦略的研究目標としては、新しい横断的領域であるデジタル化の他、未来の燃料、生産のデジタル化、高速インターネットによる広帯域供給、サイバー・セキュリティ等が挙げられ、高い意欲を示している。

アウグスブルク(1箇所)、ドレスデン(1箇所)、およびハンブルク(2箇所)の研究所では航空研究のデジタル化(「ヴァーチャル飛行」)が進められる。オルデンブルクではエネルギー需要に対処するための研究が行われる。ブレーマーハーフェンの研究所においては重要な海洋インフラ(港湾、航路、船舶、オフ・ショア風力発電)の保護に関する対策が研究される。イエナの研究所ではBig &Smart Dataと取り組む。

[DW編集局]