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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国宇宙庁
- 元記事公開日:
- 2017/07/11
- 抄訳記事公開日:
- 2017/09/06
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英国の競争優位を確保するため宇宙セクター振興に1億ポンド
£100m boost for UK space sector to ensure UK is equipped to stay ahead of the competition
- 本文:
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英国宇宙庁の2017年7月11日付の標記報道発表の概要は以下のとおり。
ジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣はこのほど、新規の1億ポンドの政府資金による最先端の衛星施設の建設予定地を訪れ、英国の宇宙セクターに対する政府の取り組みを次のように明らかにした。
・オクスフォードシャーのハーウェル・キャンパスに設置される国立衛星試験施設(NSTF)に9,900万ポンドの政府ファンディング
・宇宙エンジンの開発・試験を行う国立宇宙推進施設(NSPF)に400万ポンドの追加ファンディング
・英国全土への経済成長の拡大を図るべく、宇宙セクターは政府の産業戦略の主要部分を構成する。つまり上記1億ポンドのパッケージには、NSTF創設のための産業戦略チャレンジ基金による9,900万ポンドの投資、およびバッキンガムシャーのウェスコット・ベンチャー・パークで宇宙エンジンの開発・試験を実施するNSPFに対する400万ポンドの新規投資が含まれる。
2020年前半に開設予定のNSTFは、宇宙機器や衛星の組み立て、組み込み、試験のための世界有数の施設となるもので、2025年までに打ち上げ予定のおよそ3,500~1万機の衛星を英国は利用する立場に立つ。またより大規模で技術的にも進歩した衛星の開発を促進し、英国企業が外国の試験施設を使用しないで済むようにする。
NSPFは、反動推進エンジン向けの新施設と併せて、企業や大学による宇宙推進エンジンの開発・試験を可能にする。そこでは、革新的なSABREエアブリージング・ロケットエンジンの組み立てと試験も行われる。
[DW編集局]