[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
科学技術部(MOST)
元記事公開日:
2017/07/25
抄訳記事公開日:
2017/09/12

中国、2017年「科学技術政策と管理国際セミナー」を開催

2017年“科技政策与管理国际研修班”举办

本文:

2017年7月25日付の科学技術部ウェブサイトは、「中国、2017年『科学技術政策と管理国際セミナー』を開催」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

「科学技術政策と管理国際セミナー」が2017年7月2日から7月16日にかけて、北京、鄭州で開催された。同セミナーは、科学技術部国際協力司、中国科学技術交流センター、河南省科学技術庁が共催し、エジプト、イラン、ナイジェリア、スーダン、フィリピン、カンボジア等7国の16名の科学技術担当の行政官と専門家が参加した。7月3日、「科学技術政策と管理国際セミナー」の開幕式が北京で開かれ、中国科学技術交流センターの陳家昌主任、科学技術部協力司の関連責任者らが出席し、挨拶を述べた。

「科学技術政策と管理国際セミナー」は、外国行政官を対象とする科学技術対外援助の一環でる。現在では、主に「一帯一路」沿線国及びアフリカの国に対して実施される。研修の内容としては、政策に関する授業、事例に関する議論、科学技術関連施設の視察、研究会等が含まれている。中国政府は、こうしたセミナーで中国の科学技術イノベーション政策と管理経験を共有することによって、中国政府は研修者の中国科学技術と社会発展への認識・理解を深化させ、中国と他の発展途上国との科学技術協力・交流を促進することを目的とする。2012年以来、同研修セミナーは6回開催されており、合計で100名以上の各国の科学技術主管部門の行政官及び学者らの参加実績がある。

研修期間中、科学技術部・政策法規と監察司の張炳清副司長、ハイテク発展と産業化司の曹国英副司長、社会発展科学技術司の孫成永副巡視員、国際協力司、農村科学技術司とイノベーション発展司の関連責任者及び温州大学の李校堃学長、河南省社会科学院の張占倉院長等が受講生への講義を行い、科学技術政策の制定、実行面から中国の科学技術管理の政策措置、経験等を紹介した。同時に研修者は中関村科学技術パーク、農業科学技術パーク、国立研究機関、大学、企業を訪問し、関連技術等を見学し、科学技術パークの建設と発展、国家国際科学技術協力拠点、イノベーション創業プラットフォーム、インキュベーション施設、技術成果交流等について、幅広く意見交換を行った。研修者は、「今回の研修を通じて中国の科学技術政策及び管理経験の理解を深め、中国の改革開放以来、経済と社会発展において遂げてきた業績に対して全面的な認識を持つことができた。帰国後、我々は積極的に研修の内容や成果を宣伝し、中国との科学技術協力の促進に努力する」と表明した。

[JST北京事務所]