8月8日付けの国立科学財団（NSF）による標記記事の概要は以下のとおりである。

NSFは、神経および認知システムに焦点を当てた革新的研究を実施するため、全米の19の学際的研究チームに研究費（各チームに2〜4年間で最大100万ドル）を提供する。この資金提供は、NSFによる神経科学の発展を加速させる新たな共同研究プログラム「脳の理解とブレインイニシアティブ（Understanding the Brain and the BRAIN Initiative）」を支援するためのものである。

本プロジェクトは以下の4テーマに焦点を当てて、認知科学と神経科学の未開拓分野の研究を推し進める。
・ニューロエンジニアリングと脳をテーマとしたコンセプトとデザイン
・個性とバリエーション
・現実的で複雑な環境における認知プロセスと神経プロセス
・データ集約的な神経科学と認知科学

本プロジェクトは、NSFの4部署（計算機および情報科学、教育と人的資源、工学、社会・行動科学および経済学）によって支援されており、それにより学際的な研究分野を開拓することが可能になっている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]