[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/08/21
抄訳記事公開日:
2017/09/27

第17回German Academic International Network開催

Von Deutschland in die USA und wieder zurück

本文:

8月サンフランシスコにおいて第17回German Academic International Network(GAIN)が開催された。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

アメリカは特に重要なドイツ人研究者受入国で、現在ドイツ人大学院生1,300人、客員研究者3,000人、大学職員5,300人、大学生1万2,000人を受け入れている。毎年開催されるGAINは、アメリカに滞在するドイツ人研究者とドイツのアカデミアおよび産業界、BMBFのトップ代表者が一堂に会する機会である。今年度の第17回GAIN大会はサンフランシスコで8月24日から27日まで開催され、約500人の参加があった。GAINの目標は北米におけるドイツ人研究者のネットワーク構築と彼等のドイツへの帰還を支援することにある。

クエネット=ティーレンBMBF次官は、「アメリカ、カナダ、メキシコはドイツ科学界にとって重要なパートナー国であり、ドイツ人研究者にとっては学習・研究留学の共通の目標国となっている。国際協力は優れた科学に不可欠である。互いの交流、交換によってのみグローバルな重要課題と取り組むことができる。ドイツも世界中の科学者にとって最も魅力的な滞在国の一つとして定着している。大学院研究推進プログラムであるエクセレンス戦略、若手研究者の育成プログラム、大学の応用研究支援プログラム、研究イノベーション協定などの複数ログラムにより、ドイツは世界トップたる前提条件を有している。現在北米で研究している研究者にとって、ドイツは帰国して研究を継続する選択肢となり得る」と語り、「アメリカで現在重要視されていない研究分野について、科学拠点ドイツは研究者のキャリア継続にとって関心をもてる選択肢となりうる」と続けた。

GAINはネットワーク・ミーティング、職業紹介、専門会議が一つになった機能を有している。ドイツ人研究者は数多くの専門分野、テーマにわたるワークショップや、70以上のブース、「タレント・フェア」の80以上の展示等により、ドイツの大学、専門大学、大学外研究機関、およびドイツ経済界におけるキャリア展望についての情報を得ることができる。

[DW編集局]