[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/08/18
抄訳記事公開日:
2017/10/02

中国科学院、ラオス科学技術部と科学技術覚書を締結し、グリーン「一帯一路」の共同建設を目指す

中科院与老挝科技部签订科技合作备忘录 共建绿色“一带一路”

本文:

2017年8月18日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、ラオス科学技術部と科学技術覚書を締結し、グリーン『一帯一路』の共同建設を目指す」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

8月17日、中国科学院の白春礼院長はラオス科学技術部のBoviengkham VONGDARA部長と会見した。会見後、中国科学院大学とラオス科学技術部・組織人事局、中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園とラオス生物技術・生態研究所は科学技術協力覚書(MOU)を締結した。

白春礼院長は、「中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園は中国では面積が最も大きい、多様の植物種類を持つ植物園である。中国の最もいい植物園の一つとして、真っ先に東南アジアで重要な生物多様性の研究と保護業務を展開した。2016年、中国科学院はミャンマーで東南アジア生物多様性センターを設立し、ラオスで東南アジア生物多様性事務室を設立する見込みである。これは、双方の自然資源と生態系管理等の方面での協力に有益である。今後、中国科学院は科学技術力の優位性をもとに、双方の協力水準とレベルを向上させ、共同でグリーン『一帯一路』の建設を推進するように努力する」と述べた。

Boviengkham VONGDARA氏はラオス科学技術部を代表し、長期にわたり中国科学院が与えた支持と援助に感謝の意を表した。Boviengkham VONGDARA氏は、「我々は中国科学院東南アジア生物多様性ラオス支部の設立に全力を尽くす。今回、中国科学院と締結した協議は重要な意義を持っている。今後、双方はより多くの協力協議を締結し、協力を強化して、グリーン『一帯一路』の目標を実現するために努力することが期待される」と表明した。

今回の科学技術協力覚書は今年の4月25日に締結した科学技術協力協議に基づき、双方の人材育成と能力建設、大型熱帯雨林の生態系モデル地区建設、中国科学院東南アジア生物多様性研究センター・ラオス事務室の設立及び生物多様性保護等の分野での協力に力を注ぐ。

[JST北京事務所]