[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2017/08/24
抄訳記事公開日:
2017/10/13

NSFが科学連携を通じて社会的課題に取り組む、コンバージェンス・アウォードを開始

NSF issues first Convergence awards, addressing societal challenges through scientific collaboration

本文:

8月24日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NSFのポートフォリオにおいて存在感を増しているコンバージェンス研究(Convergent Research)を通じて、財団は、科学的発見とイノベーションを進めるために複数の分野を深く統合する「コンバージェンス」の価値を強調している。財団は第一次コンバージェンス・アウォードを発表し、ワークショップ、夏期の研究研修(summer institute)、研究調整ネットワーク(RCNs)を支援している。

「NSFは何十年もの間、分野横断的な共同研究をサポートしてきた。コンバージェンスは、最も切実な科学的および社会的課題に取り組むために、複数の分野の知識、技術、専門知識を統合するための、より深く、より強い意思に基づいたアプローチである。」とNSF長官のフランス・コルドバ氏は述べた。

新たにファンデングを受ける23のプロジェクトは、NSFの幅広い投資ポートフォリオに基づいた最先端の研究課題の集合である「NSFが未来に向けて投資すべき10大アイデア」の文脈で規定される課題のうちの5件の重要課題に対処するためのコンバージェンスを促進する。つまり、以下5件のアイデアに対応するものである。
・21世紀の科学工学のためのデータ利用
・新たな北極域の航海
・量子飛躍・次の量子革命をリード
・ヒューマン-テクノロジー・フロンティアの仕事:未来形成
・生命法則の理解:表現型予測

[DW編集局+JSTワシントン事務所]