[本文]

国名:
フランス
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2017/08/31
抄訳記事公開日:
2017/10/17
元記事の言語:
フランス語

CNESの打ち上げロケット部門、アリアン6および次世代ロケットの開発・製造に新組織で対応

LA DIRECTION DES LANCEURS DU CNES ADAPTE SON ORGANISATION POUR RÉUSSIR LE DÉVELOPPEMENT D’ARIANE 6 ET LA PRÉPARATION DES LANCEURS FUTURS

本文:

2017年8月31日付国立宇宙研究センター(CNES)の標記発表の概要は以下のとおり。

アリアン6開発の一環で新たな任務を担っているCNESのロケット打ち上げ部門(DLA)は、2017年9月1日付で新組織を設置する。アリアン・グループ側の欧州宇宙機関(ESA)の支援を強化し、世界的な打ち上げロケットの大変動の状況下にあって、将来への準備の促進を図る狙いがある。

この新組織ではアリアン6および未来の打ち上げロケットに関して、事前の品質管理に当たるエンジニアの動員体制を敷く。2010年に施行された宇宙オペレーションに関する法(LOS)は各打ち上げ時の品質管理を保証するものであるが、アリアン5が比類なき安全性・信頼性を維持しつつ連続80回に及ぶ打ち上げ成功を実現したことにこれが役立っている。品質判断文書の作成責任は現在では打ち上げ実施機関であるアリアンスペース社が担っているが、CNESは打ち上げの安全性と信頼性の維持のために引き続き支援する。

DLAは現在その重要な役割であるアリアン6プログラムに全面的に取り組んでいるが、アリアン6打ち上げシステム開発のプロジェクト管理の一環でESAに対する技術支援を行っており、ギアナの新しい発射台(ELA4)の建設も担当している。この工事は250名の要員と46社の企業を動員して、首尾よく迅速に行われている(鉄筋コンクリートの量で5万5,000㎥)。

世界的に競争が激化し多数の新型ロケットが開発される中で、DLAでは次世代の打ち上げロケットについても取り組んでいる。2015年にDLAがアリアングループと共同設計し欧州6か国がプロトタイプのファンディングを決めている新型エンジン「プロメテウス」の開発にも、DLAが関与している。DLAはまた2020年に試験が予定されている再利用可能な第1段ロケット「カリスト」の実証試験機の開発も他部門と共同で担当している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]