[本文]

国名:
フランス
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2017/09/01
抄訳記事公開日:
2017/10/19
元記事の言語:
フランス語

微細藻類で炭化水素の生成を可能にする光酵素

Une photoenzyme permet aux microalgues de produire des hydrocarbures

本文:

2017年9月1日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

微細藻類において光エネルギーを利用して一部の脂肪酸を炭化水素に変換することのできる酵素を、フランスの研究チームが発見した。この酵素はFAP(Fatty Acid Photodecarboxylase)と命名され、光を活用する酵素は生命世界で今日まで4つしか特定されていないので、極めてまれな種類である。この発見は2017年9月1日発行の”Science”誌で発表されるが、エネルギー移行の状況下にあってますます重要である。大気中のCO2を活用し、地中に貯蔵される炭素の大気中への放出を抑制するために、生物由来の炭化水素の生成はバイオテクノロジーの重要課題になっている。

クロレラは単細胞淡水緑藻の1つで、工業的に栽培される数少ない微細藻類の一部を成し、エネルギーの豊富な炭素分子生成の候補である。CEA、国立科学研究センター(CNRS)、欧州シンクロトロン放射光研究所(ESRF)、国立保健医学研究所(INSERM)、エックス・マルセイユ大学、グルノーブル・アルプ大学、パリ南大学の研究者らは、この微細藻類において光エネルギーだけの助けを得て脂肪酸の一部を炭化水素に変換することのできる酵素を発見した。

[DW編集局+JSTパリ事務所]