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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/09/04
- 抄訳記事公開日:
- 2017/10/20
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耐性菌に対する戦いに向けて5,650万ユーロのファンデング
- 本文:
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ドイツは関係国と共同で、新しい抗生物質の研究および開発を支援するため5,650万ユーロを拠出することとなり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
この資金はグローエ連邦保健相およびシュッテBMBF事務次官がホスト役を担うベルリンでのグローバル抗生物質研究開発パートナーシップ(GARDP: Global Antibiotic Research and Development Partnership)での資金集めの催しにおいて認められたものである。
グローエ連邦保健相談:「耐性菌による問題が世界的に増加しているにもかかわらず、ここ数十年新しい抗生物質が市場にほとんど登場していない。ドイツが議長国を務めた7月のG20で新しい医薬品の研究および開発を強力に進めることとした。今日GARDPのために5,600万ユーロあまりを用意することができたのはグローバルな健康に対する危機である耐性菌との戦いにおける重要な一歩である」。
シュッテBMBF事務次官談:「BMBFは今後数年間GARDPを大きく助成していく。保健研究の重要問題に関して、国境を越えた協力のみが大きな進歩をもたらすことを確信するからである。GARDPのような国際的製品開発パートナーシップは、緊急に必要な新抗生物質および診断法を迅速かつ成功裡に開発するための重要な手段だからである」。
GARDPは2016年5月に世界保健機関(WHO)およびDNDi(Drugs for Neglected Diseases Initiative)により設立され、ドイツ連邦政府その他の国々の支援を受けている。
[DW編集局]