[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2017/09/12
抄訳記事公開日:
2017/10/26
元記事の言語:
ドイツ語

AIによるイノベーションの推進

Innovationsschub mit Künstlicher Intelligenz

本文:

連邦教育研究省(BMBF)はラーニングシステムとAI(人工知能)を未来テーマとすることとし、概略下記のような報道発表を行った。

Industry 4.0は未だ産業界の最重要テーマだが、ドイツの次の未来テーマがラーニングシステムと人工知能に決まった。BMBFはこのテーマを構造的に拡充し、アカデミアと産業界との協力を促進していく。このためBMBFは現行のIndustry 4.0プラットフォームと並び、デジタル化の更なる重要テーマに関して第二のプラットフォーム、「ラーニングシステム」未来プロジェクト、をスタートさせる。

ヴァンカ大臣は「人工知能からより多くのことを生み出す機が熟した。ドイツ人工知能研究センター(DFKI)は人口知能に関する世界トップレベルの研究所である。ドイツの研究は国際比較において傑出しており、その成果はAIが経済と社会のために大きなポテンシャルを持つことを証明している。我々は人工知能を新しい分野として考え、Indsutrie 4.0のように幅広い変革の起点としていかなければならない。この未来プロジェクトにおいて持てる力を結束し、ドイツが体系だった成長をとげるよう働きかけていく」と語った。

「ラーニングシステム」プラットフォーム活動は設置される運営委員会によって統括される。実用性、可能性、さらには社会的、倫理的、法的問題を研究するために、経済、科学、社会の専門家が10月から7つのワーキンググループで活動を開始する。その際実用シナリオ、討論ペーパー、行動勧告を作成しラーニングシステムの可能性について幅広い議論を進めて行くことになる。acatech(ドイツ工学アカデミー)会長のシュパート(Prof. Dieter Spath)プラットフォーム会長はこれに加えて、「ラーニングシステムはデジタル化に新しい質をもたらすものである。ドイツが主導的サプライヤーとして、またトップユーザーとしてラーニングシステムをデザインするようにしたい。ラーニングシステムは経済繁栄と労働の質を向上させ、生活の質および社会参加を高めるものである。こうした目標をもって、このプラットフォーム上で研究と社会応用を結びつけていく。同じくラーニングシステムが投げかける法的、倫理的、社会的な問題に関してもオープンな議論を戦わせたい」と語った。

今日、既にラーニングシステムのポテンシャルは明らかになっており、例えば医療、運転補助システムあるいは工業生産で日常的に多用されている。今後全く新しい応用やサービスが生まれることが期待される。

未来プロジェクト「ラーニングシステム」は2017年5月に発表された。プラットフォームはハイテクフォーラム「自律システム」部会の優れた活動と結びついており、その長となるのがヴァンカ大臣とシュパートacatech会長である。

[DW編集局]