[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/09/18
- 抄訳記事公開日:
- 2017/10/30
-
科学フェスティバル「物理学のハイライト」
- 本文:
-
ヴァンカ大臣が科学フェスティバル「物理学のハイライト」の開催を宣言、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
ヴァンカ大臣は9月18日から23日までミュンスターにおいて開催される科学フェスティバル「物理学のハイライト」の開催を宣言した。
混沌からどのようにして秩序が生まれるのか。自然の多様な構造やパターンはどのようにして発生するのか。一体物質はなぜ存在するのか、不可思議な暗黒物質とは何なのか。ドイツ全土の研究者が、こうした様々な疑問に対する解答に挑む。
大規模な体験型の展示会で、訪問者は50以上の展示物によって最新研究の多様性を知ることができ、研究者は展示物に触れてもらうことによって自分たちの研究への理解を得ることになる。実験、科学ショー、講演、その他多くのイベントがミュンスター大学前の広場に設けられたフェスティバル会場で開催される。
ヴァンカ大臣は「物理学のハイライトは、物理学が面白いものであり、同時にすべての人々にとって有用な知識を与えてくれることである」と語り、「小学生から高校生までが、直接研究者と触れることにより、大きな感動に満たされる。これを機会に若者たちにもっとこの世界の研究に取り組むよう、またいつか物理学あるいはMINT(数学、IT、自然科学、工学)専門科目を選択するよう働きかけていく」と続けた。
大臣は、「資源に乏しい国であるドイツは教育と研究によって未来を確実なものとしていかなければならない。そのための資源は子供たちの意識の中にある」と語った。
今年度の「物理学のハイライト」はBMBFとドイツ物理学協会、そしてこれにミュンスター大学が加わり開催される。2001年以降毎年場所を替えて行われており、2018年はドルトムントが開催地となる。
[DW編集局]