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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2017/09/07
- 抄訳記事公開日:
- 2017/11/07
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ネット接続型自動運転車の技術開発促進を目的としたMERIDIANの立ち上げ
- 本文:
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ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2017年9月7日付報道発表の概要は以下のとおり。
クレア・ペリー(Claire Perry)BEIS気候変動・産業担当大臣はこのほど、英国におけるネット接続型自動運転車(CAV)技術の開発に向けた政府が支援し産業界が主導する新規ブランド、MERIDIANを立ち上げた旨発表した。政府の1億ポンドのCAVフラッグシップ投資プログラムと産業界による共同ファンディングを受けたMERIDIANでは、コベントリー・ロンドン間のM40高速道路沿いに無人運転車走行試験用の一大中核拠点を創設し、この技術の開発促進、知的資本の積み上げ、海外から英国への投資誘引を図る。
先端推進システム技術センター(APC)のコベントリーおよびストラトフォードの両支部を拠点として、MERIDIANは英国の既存のCAV試験センターを統合して、CAV技術に関するすべての試験要求に対応できる集中試験施設群を創設する。このハブを通して、英国は戦略的に重要な次の4領域に重点を置けるまたとない機会を得る。
・先進的なCAVの試験・開発
・ネット接続環境
・データ・サイバー・セキュリティ
・新規モビリティ・サービス政府はまた、ネット接続自動運転車センター(CCAV)によるグローバル市場価値報告書を発表したが、その報告書ではCAV技術のグローバル市場は2035年には9,070億ポンド相当になる可能性があると予測している。報告書は産業界にとって注目すべき事実や将来予測について述べている。
概要は以下のとおり。
・CAV技術で英国が主導的地位を確立することで、英国市場は2035年までに520億ポンドに達する可能性がある。
・英国は2035年までにCAV技術の生産に関して2万7,000件を超える雇用を擁することになる。これには自動車業界における高度な技術を要する数千件の雇用が含まれる。
・CAV技術生産に関連する雇用の70%が、ソフトウェア関連産業において高度の技術を要する専門的技術的任務であると予想される。 [DW編集局]