知的財産庁（IPO）の2017年9月28日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

IPOが開発した一連の新規ツールがこのほど公開された。この新規ツールキットは学生、教官、講師が自らの日常および今後の職業において知的財産権（IP）との関連性を調査するのに役立つ。

Future Innovators Toolkit（FIT）は科学、技術、工学、数学（STEM）の教官に対して、カリキュラムの任意の時点でIPを導入する場合に必要なリソースを提供する。企業・雇用適性能力の育成に重点を置くFITは、授業計画、ケーススタディ、研究シナリオ、PPTスライドなどで構成される。これらのリソースは、IPの運用・活用に関する理解増進を図り、STEM分野の学生の高等教育や職業への備えに資するものである。

IP Tutor Plus は大学の講師を支援してIPに関するメッセージを一貫して配信するために開始された。IP Tutor Plus ではIPの何たるかを解説し、学生の将来の職業においてIPを活用する方法について説明している。

IPOではまた、博士課程院生や研究者がその研究のインパクトを最大化する場合に、IPの重要性を理解できるように IP for Research を開設した。

学生、管理者、共同研究をすでに支援しているIP Tutor、大学向け知的財産運用ガイド、Lambert Toolkitと併せて、上記新規ツールは学生、教官、研究者に対する包括的支援を補完するものになる。

[DW編集局]