[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2017/09/21
抄訳記事公開日:
2017/12/08

変革的イノベーション政策を展望する世界会議を開催

Prospects for Transformative Innovation Policy Conference, Pretoria

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2017年9月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年9月20日および21日、南アフリカ国立研究財団(NRF)と科学技術省(DST)が、プレトリアで変革的イノベーション政策に関する初の世界会議を開催する。変革的イノベーション政策のためのコンソーシアム(Transformative Innovation Policy Consortium : TIPC)に代わって両機関が主催するこの会議には、アフリカ大陸の6か国を含む20か国から120人が参加する。Naledi Pandor南アフリカ科学技術大臣、Cecilia Julin在南アフリカスウェーデン大使ほか、英国、中国、ノルウェー、ドイツ、ブラジルおよびケニヤの外交代表らが参加する。

Naledi Pandor大臣は基調演説で、社会的課題への対処に実質的な貢献を果たす上で、TIPCのようなイニシアティブが必要であると述べた。また、社会から取り残された、あるいは社会的弱者は、目に見える変化に結び付いていないことを理由に“変革(transformation)”という概念に疲弊し始めていることを警告した。

TIPCは、変革する今の世界を分析し、イノベーション政策のために共有できる新たな論理的根拠とビジョンを策定することを狙いとしている。またこのイニシアティブは、政策の設計や検証、トレーニング、技能育成に取り組み、参加国の間で確認された裏付けや教訓を通じて、南アフリカのガバナンス・システムに直接役立つようなエビデンスの確立に貢献することを目指している。コンソーシアムメンバーは次のとおり。ノルウェー研究会議、南アフリカ国立研究財団、コロンビア科学技術・イノベーション管理局(Colombian Adninistrative Department of Science, Technology & Innovation(Colciencias)、スウェーデン・イノベーション・システム庁(VINNOVA)、フィンランド技術庁(Tekes)、およびサセックス大学科学政策研究所(Science Policy Research Unit)。

[JSTパリ事務所]