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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
- 元記事公開日:
- 2017/11/09
- 抄訳記事公開日:
- 2018/01/11
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NASEM が InterAcademy Partnership for Research (IAP-R)の事務局となる
- 本文:
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2017年11月9日付の全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記発表の概要は以下のとおりである。
NASEM はこれから InterAcademy Partnership for Research (IAP-R)の事務局としての役目を果たす。IAP-Rは、以前は InterAcademy Council として知られており、世界の最先端の専門家達を動員して、国際社会にとって極めて重要な課題に関して科学的助言を示した報告書を作成している。過去に出された報告の中には、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の作業報告や科学研究の責任ある行動に関するグローバルガイドなどがある。
最近交わされた覚書の下で、NASEMは今後5年間 IAP-R の事務局を引き受けて職員を配置する。IAP-R は(130以上の国および地域の科学・医学・工学アカデミーが結集する)InterAcademy Partnership(IAP)の研究助言部門である。IAP とそのメンバーは、差し迫ったグローバルな課題の解決策を求めるにあたり、科学の重要な役割を協力して支援する。
IAP-R では、世界中の卓越した科学者・技術者が一体となって、重要な科学の政策課題について、国連、その他の国際機関、各国政府に質の高い詳細な科学的助言を行う。これを遂行するべくIAP-R は専門家委員会や独自のピアレビューを活用した調査を実施する。現在2件の IAP-R 調査が進行中である。
IAP-R の事務局長には Teresa Stoepler 博士が選任された。同氏は NASEM の政策・グローバル問題部門のプログラム担当官でもある。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]