[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2017/10/25
抄訳記事公開日:
2018/01/11

大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の検出器グレードアップに関する欧州原子核研究機構(CERN)との協力

Cooperation with the European Organisation for Nuclear Research (CERN) on upgrading detectors of the Large Hadron Collider (LHC)

本文:

ロシア連邦政府の2017年10月25日付標記発表の概要は以下のとおり。

教育科学省は、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の4台の検出器のグレードアップに関する覚書の追補案を作成し、2017年に欧州原子核研究機関(CERN)に対し289億8,300万スイスフランの一括支払いをするよう指示を受けている。2017年度の連邦予算でその手当てがなされている。ロシア政府はまた、国家プログラム「2013年~2020年期の科学技術の発展」における準備金から3億3,000万ルーブルを、LHCの最新化のためのロシアの現物支給による貢献として、機器の生産・サプライ・アセンブルに従事するロシアの機関に対して割り当てる。ロシアの科学者は引き続きCERNの国際的研究に参加する。

CERNによるLHCの検出器のグレードアップは、LHCでの実験プログラム実行への参加に関する取り決めによって予定されたものである。この取り決めは、2003年12月19日の高エネルギー物理学における科学技術協力のさらなる展開に関するロシア政府とCERNの間の協定の一部である。

2013年4月にLHC資源評価委員会(LHC実験を管轄する最高機関)は2013年~2022年に4台の検出器をグレードアップをする旨決定している。

[DW編集局]