[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2017/11/20
抄訳記事公開日:
2018/01/16

2017年イレーヌ・ジョリオ=キュリー賞:3名の女性科学者が受賞

Prix Irène Joliot-Curie 2017 : trois femmes de science récompensées

本文:

高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の2017年11月20日付標記発表の概要は以下のとおり。

「イレーヌ・ジョリオ=キュリー賞」は2001年に研究担当省が創設して、2004年以降はAirbus社の支援を受けている。フランスの研究・技術界における女性の地位向上を狙ったものである。この目的に沿って本賞では、卓越性と活力を併せ持った模範的な経歴の女性科学者に光を当てる。

第16回に当たる2017年は次の3名が各々のカテゴリーで受賞した。

・カテゴリー「今年の女性科学者」賞は Nathalie Palanque-Delabrouille 氏に
このカテゴリー賞は、官民の研究領域において顕著な貢献をし、その業績が国内的にも国際的にも十分認知されている女性に授与されるものである。受賞者には4万ユーロの賞金が授与される。Nathalie Palanque-Delabrouille 氏は、宇宙に関する知識の向上に関わる研究業績により受賞した。

・カテゴリー「若手女性科学者」賞は Hélène Morlon 氏に
このカテゴリー賞では、特定のコースや模範的活動で才能が抜きん出ている若い女性を引き立たせ、勇気づける。受賞者には1万5,000ユーロの賞金が授与される。Hélène Morlon 氏は、生物多様性のモデル化に関する業績により受賞した。

・カテゴリー「女性と研究と企業」賞は Aline Gouget 氏に
このカテゴリー賞は、企業における業務として、又は起業に貢献する形で、研究開発職において科学技術イノベーションを展開した女性に授与される。受賞者には1万5,000ユーロの賞金が授与される。Aline Gouget 氏は、先進暗号技術とその産業への応用に関する業績により受賞した。

[DW編集局+JSTパリ事務所]