[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
教育省(DfE)
元記事公開日:
2017/10/19
抄訳記事公開日:
2018/01/17

学生局(OfS)の新設

Jo Johnson calls for free speech to be protected on campus

本文:

教育省(DfE)の2017年10月19日付標記発表では、ジョンソン(Jo Johnson)大学・科学・研究・イノベーション担当大臣が学生局(OfS)の新設に関して発言した旨報じているところ、概要は以下のとおり。

学生局(OfS)は高等教育・研究法(HERA)により設置され、2018年4月1日より公式に業務を開始する。OfSは、学生の選択肢を広げ、学生の利益に見合う競争の機会を拡げるために創設された組織である。イングランド高等教育資金会議(HEFCE)および公正機会局(OFFA)を代替する単独の規制機関として設置された(※OfSは教育省の所管となる)。

ジョンソン大臣は、「言論の自由は我々の高等教育の伝統が基礎を置く基盤の一つであり、民主主義的価値の根幹であり原則である。OfSは大学と協力して寛容性と討論の文化を奨励し、様々な背景や異なる視点を有した学生が高等教育環境で活躍できるように努めてほしい」と述べた。

OfS の主たる機能は、すべての学生が質の高い教育を受けられるようにするための教育水準の継続的な引き上げ確保にあるが、OfSの運営に絡む技術的詳細として次の事項が挙げられている。
・500名以上の学生を擁する高等教育機関に対する教育評価制度(Teaching Excellence Framework: TEF)への参加義務付け
・上級職員の高額給与の公開と正当化
・学生の各コース間移動の透明性確保、および、より明確な学生契約締結による学生の権限強化

[DW編集局]