[本文]

国・地域名:
フィンランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
フィンランド雇用経済省
元記事公開日:
2017/10/23
抄訳記事公開日:
2018/01/25

フィンランドを世界トップレベルの人工知能国家にするため作業部会

Working group: Eight key actions for making Finland a top country in artificial intelligence

本文:

雇用経済省の2017年10月23日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2017年10月23日、フィンランドの人工知能(AI)の将来について検討する作業部会は、Mila Lintilä経済大臣に初めての中間報告書を提出した。調査では、経済成長につながるAIの可能性という点で、フィンランドは先進国12か国の中で米国に次ぎ2位にランクされていることが示されている。

フィンランドのランクを説明する要因としては、産業構造、産業界が投資製品に力を入れていること、公共部門におけるデジタル化のレベル、高い教育水準などが挙げられる。

報告書には、フィンランドがAI時代に向けて備えるための8つの重要な措置がリストアップされている。
1. AIを活用して企業の競争力を強化する。
2. あらゆる部門においてデータを効果的に利用する。
3. AIをより迅速かつ容易に適用できるようにする。
4. トップレベルの専門知識を確保し、トップレベルの専門家を誘引する。
5. 思い切った決断と投資をする。
6. 世界最高レベルの公共サービスを確立する。
7. 協力のための新たなモデルを構築する。
8. フィンランドをAI時代の第一人者とする。

この作業部会は、フィンランドを人工知能の展開に関して世界でもトップレベルの国にするにはどうしたらよいか、その方法を探るため、2017年5月18日、Mila Lintilä経済大臣によって任命されたもの。グループの任務は、社会の様々な部門において最も重要な長期および短期的な措置を明らかにすることである。作業部会は2019年4月に最終報告書を提出する予定で、その後はAIネットワークに関する作業が続けられる。

[JSTパリ事務所]