[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2017/12/11
抄訳記事公開日:
2018/02/07

国立研究機構(ANR)の新理事長にティエリー・ダメルヴァル氏を任命

Thierry Damerval, nouveau Président-directeur général de l’Agence nationale de la recherche

本文:

2017年12月11日付の国立研究機構(ANR)の標記報道発表によると、ティエリー・ダメルヴァル(Thierry Damerval)氏が(高等教育・研究・イノベーション大臣の提言に基づく)大統領令により2017年12月8日付でANRの理事長に任命された。発表の概要は以下のとおり。

ティエリー・ダメルヴァル氏は56歳、サンクルー高等師範学校の卒業生で、自然科学のアグレジェ(教員資格)およびパリ・ディドロ大学の微生物学博士号を有する。

同氏は1983~1990年にパスツール研究所の微生物生理学研究ユニットで研究生活をスタートし、その後Biofutur誌の副編集長となる。1992年原子力・代替エネルギー庁(CEA)に入所し、生命科学部長補佐職に就き、「細胞の組織と機能」プログラムを担当した。その後1996年にはフランソワ・オベール研究担当閣外大臣官房で生物・医学研究担当技術顧問を務めた。

1997年にはCEAに戻り、1997~2000年生命科学副部長、2001~2003年戦略・評価部長、そして2005年までフォントネー=オー=ローズ研究センター長で、同時にCEAの「技術研究」拠点副部長を務めた。

ドミニク・ド・ヴィルパン首相の官房では研究・イノベーション担当技術顧問に指名され、また2006年にはフランソワ・グーラール高等教育・研究担当大臣の官房長を務めた。

2007年には国立保健医学研究所(INSERM)に入り、まずは戦略担当副理事、2011年以降は代表理事としての任に当たっている。1984~1990年にピエール・マリー・キュリー大学(UPMC)で、1991~1999年にはリヨン高等師範学校で、1998~2002年にはエヴリー・ヴァル・デソンヌ大学で、それぞれ教鞭をとっている。

ティエリー・ダメルヴァル氏には、レジオンドヌール勲章(Chevalier)、国家功労勲章(Officier)、教育功労章(Chevalier)が授与されている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]