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- 国・地域名:
- オランダ
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- オランダ科学研究機構(NWO)
- 元記事公開日:
- 2017/11/21
- 抄訳記事公開日:
- 2018/02/13
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トップレベルの技術研究に3,200万ユーロを支援
- 本文:
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オランダ科学研究機構(NWO)の2017年11月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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オランダ科学研究機構(NWO)はこのほど、Perspectiefプログラムにおいて6件の新規プロジェクトを採択した。今後数年の間に、100人近い研究者が、産業界や社会組織と一体になって革新的な技術開発に取り組む。採択されたのは、大型金属部品のための新型3Dプリンター、より効率的なディープ・ラーニングシステム、最先端の顕微鏡技術、化学産業に有用な新種の細菌、体に傷害を与えないエクササイズ、筋疾患で苦しむ人々のための装着型ロボット等の開発プロジェクトである。NWO応用科学・工学部門(Domain Applied and Engineering Sciences: AES)の理事会は、これら6件の大規模研究プログラムに対し、Perspectiefから2,100万ユーロの研究資金を提供する。プログラムに関与する企業、市民社会組織および研究機関は、NWOからの資金を補う形でさらに1,100万ユーロが提供され、今後5年から6年にわたって74人の博士課程研究者と25人のポスドクによる研究活動をサポートする。
NWOは、Perspectiefプログラムを通じて、研究者と産業界および社会組織との密なパートナーシップ確立を奨励していく。プログラムでは特に、応用に力点を置いた分野横断的な研究実施が重視され、参加者全員が力を合わせて重点産業分野に関連した新たな研究を進めていく。
Perspectiefプログラムは、政府や社会から提起された、経済・気候政策省の重点産業分野およびキーテクノロジーに関連した問題点にも対処している。また、オランダ国家研究アジェンダおよび教育・文化・科学省によって指摘された問題にも取り組んでいる。
[JSTパリ事務所]