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国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2017/12/14
抄訳記事公開日:
2018/03/19

NWO、トップ・セクターの研究に5億5,000万ユーロを投資

NWO to invest 550 million euros in research in the top sectors

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2017年12月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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NWOが、2018-2019年の知識・イノベーション分野における契約に5億5,000万ユーロを拠出する。この契約を通じて、政府や産業界、研究機関は、オランダの知識・イノベーション強化を目指すトップ・セクターを支援していくことになる。今回の契約は、計47億ユーロの投資の一部となる。NWOの拠出分は、質の高い科学研究に充当される。

NWOの拠出分のうち、2億7,200万ユーロは、産業界も多額の資金を共同支出する官民パートナーシップに支出される。さらに、このうちの2億4,000万ユーロは、テーマ別に募集される研究や、パートナーシップのようなターゲットを絞ったプログラムに、また2,400万ユーロはNWOの各機関(eサイエンス・センターやオランダ教育研究イニシアティブ(NRO)を含む)を通じて、さらに800万ユーロは高度専門教育機関との官民パートナーシップに支出される。

残りの2億7,800万ユーロは、実際的研究(1,200万ユーロ)や研究施設およびICT(1億ユーロ)、NWOの各機関での研究(6,000万ユーロ)など、トップ・セクターのロードマップに由来する活動に使用される。最後にNWOの拠出分の残りの部分は、トップ・セクターにおける好奇心主導型の研究(8,000万ユーロ)および実施費用(2,600万ユーロ)に充てられる。

2018-2019年に向けてのNWOの取り組みの重要な新たな側面は、いわゆる「クロスオーバー・コール(crossover call)」で、NWOの裁量で使用できる4,000万ユーロの予算が確保されている。NWOはこのクロスオーバー・コールを通じ、社会的課題の解決に力を入れている官民パートナーシップの研究に資金を提供している。研究テーマには、複数のトップ・セクターが関与しており、官民パートナーで構成された広範で分野横断的なコンソーシアムであれば、一貫したプログラムとして研究プロポーザルを提出することができる。パートナーはプログラム資金の半分を負担する。NWOはこうしてすべての研究分野からのインプットを奨励し、応用志向研究の統合を推進している。NWOは、このような新しい協力方法を通じて、社会的課題に大きな影響を及ぼしたい、としている。

[JSTパリ事務所]