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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2018/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2018/04/06
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NSFが3海外事務所を閉鎖して新たな国際協力のアプローチ方法を導入
- 本文:
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2月21日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下の通りである。
NSFの国際科学工学室(OISE)のレベッカ・カイザー(Rebecca Keizer)室長が以下の声明を公表した。
NSFは、科学、工学、教育研究において国際協力に取り組んできている。NSFは国際的パートナーシップを尊重し、最も難易度の高い科学には国際協力が必要であることを認識している。
NSFはその国際的プレゼンスを変化させ、国際的コラボレーションの支援方法を改善しようとしている。最高の頭脳と設備を認知してアクセスできるように、NSFはその国際的な取り組み方法を新しいモデルに移行させて、世界中でのアウトリーチや協力を拡大していく。新しいアプローチでは、NSFは特定の地域にNSF専門家を短期で派遣し、国際協力の機会を調査していく。
従業員数が限られている少数のオフィスに頼るのではなく、外国のカウンターパートへの働きかけを増やすことによって国際協力の改善を目指す。この新たなアプローチのための財源等は、NSFの3つの海外事務所を閉鎖することによって確保する。なお、この閉鎖は2018年の夏までに完了する。
これらの3事務所は過去の成功したコラボレーションにとって不可欠なものであったが、世界状況の変化に伴い、物理的に事務所を有する意義は変化している。NSFの3海外事務所の人員再配置の決定は、NSFの国際協力を近代化し、拡大するための機会でもある。
NSFは、中国、日本、欧州連合などの既存パートナーとの継続的な協力を期待し、この戦略的な移行を通じて新しいパートナーが得られることも期待している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]