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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2018/02/28
- 抄訳記事公開日:
- 2018/04/10
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NSFの2019年度予算ではイノベーションとインフラを促進
NSF Fiscal Year 2019 budget to advance innovation, infrastructure
- 本文:
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2月28日付の国立科学財団(NSF)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。
NSFはこのほど、議会に対するトランプ大統領の2019年度NSF予算要求のより詳細な情報を明らかにした。2019年度予算要求では、最先端の科学・工学研究を通じた米国の経済、安全保障、および世界における主導的地位の強化のための投資が74億7000万ドルとなる。今回提案のファンディングのレベルは2017年度の議会承認の政府歳出予算と変わらず、NSFは引き続き、製造技術、国防技術、サイバーセキュリティの発展など国家的優先事項を進展させる研究の支援業務を実施する。
イノベーションにおける米国優位の維持に役立つプログラムやオフィスの支援を継続する一方で、NSFは2019年度に「未来に向けて投資すべき10大アイディア」(10 Big Ideas for Future Investments)の進展を加速しようとしている。そのために、多分野にわたる科学・工学を統括し、産業界、民間財団、他の連邦省庁、教育セクターと連携できる機会を創出する優先度の高い領域にファンディングや資源を集中投入する。
NSFは「ビッグ・アイディア資金管理モデル」(Big Ideas Stewardship Funding Model)を通して、研究に焦点を当てた「ビッグ・アイディア」6件の各々に3,000万ドル(総額1億8,000万ドル)を投資する。これらの大構想は、データ革命の活用(HDR)、人間工学の最先端における仕事の未来(FW-HTF)、宇宙の窓(WoU):マルチ・メッセンジャー天体物理学の時代、量子飛躍(QL):次の量子革命の先導、「生命の法則」の理解(URoL):表現型の予測、新しい北極圏の航行(NNA)の6件である。残り4件の「ビッグ・アイディア」は米国の科学・工学の向上を図るためのプロセスや実践面の強化に重点を置き、予算要求でも同様に強調されている。科学、技術、工学、数学(STEM)への関与拡大を図るネットワークの創設に重点を置いた”NSF INCLUDES”に対する2,000万ドルなどがある。
予算要求における上記以外の主要項目には次のものがある。
・「南極圏研究インフラの近代化(AIMS)」建設プロジェクトに1億370万ドル
・サイバーセキュリティ研究に1億6,060万ドル
・「NSFイノベーション部隊((I-Corps™)」に3,000万ドル
・CyberCorps®:Scholarship for Service(高等教育機関におけるサイバーセキュリティ教育・研究の支援)に5,500万ドル [DW編集局+JSTワシントン事務所]