[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国科学振興協会(AAAS)
- 元記事公開日:
- 2018/04/19
- 抄訳記事公開日:
- 2018/06/06
-
2018年度国土安全保障関連予算で核となる研究開発予算は増加
Homeland Security in the FY 2018 Omnibus: Core R&D Protected
- 本文:
-
4月19日付けの米国科学振興協会(AAAS)による標記記事の概要は以下のとおりである。
2018年度の予算策定にあたり、大統領は国土安全保障省(DHS)の科学技術関連予算の大幅削減を計画していたが、最終的には、議会との予算折衝により、連邦裁量予算の上限が引き上げられ、DHSの核となる研究および研究施設の予算が大幅に引き上げられた。
同省の研究開発の中心となる科学技術局は5,900万ドル(2017年度実績比で7.6パーセント増)の予算を得た。一方で、国内核検知局(DNDO)の予算は1,700万ドル(4.8パーセント)減となった。
予算が増加した項目:
– サイバーインフラ、無人航空システム、爆発物の脅威評価等の活動を対象とした研究・開発・イノベーション予算は9.1パーセント増。
– 科学技術研究設備の予算は12.1パーセント増。
– 運輸保安庁(TSA)の研究開発予算は、政権の要求通り4倍増(2,020万ドル)。予算据え置きまたは減少した項目:
– DHS内の大学プログラムは、政権による削減要求に反する形で現状維持。
– DNDOの研究開発予算は、政権および議会の意図に沿う形で6.1パーセント減(変革的(Transformational)研究開発プログラムは現状維持)。
– 沿岸警備隊の研究開発予算は、政権および議会はより大幅な減額を求めていたものの、およそ20パーセント減。 [DW編集局+JSTワシントン事務所]