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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国防科学技術研究所(Dstl)
- 元記事公開日:
- 2018/01/18
- 抄訳記事公開日:
- 2018/06/07
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国防科学技術研究所(Dstl)による地球上層大気の研究
- 本文:
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国防科学技術研究所(Dstl)の2018年1月18日付標記発表の概要は以下のとおり。
世界で初めて、宇宙の天候が地球上の通信に与える影響を調査する新しい実験が、英米両政府によって開始される。CubeSatとして知られる特別に設計された靴箱サイズの衛星を用いて、科学者らは地球の上層大気を調査し、宇宙からの電波に対する影響がどの程度かを探る。
広帯域電離層観測機 CubeSat 実験(WISCER)プロジェクトは、(英国宇宙庁が一部ファンディングを行った)Dstlとバーミンガム大学が実施した研究を基礎としている。本プロジェクトは米国の海軍研究試験所との共同プログラムの一部を成す。計画では現在、2つのCubeSat衛星(英国と米国のペイロードを各々搭載)を2020年~2021年の間に打ち上げる予定である。
英国のペイロードにはWISCERアンテナと(特注の地上信号受信器に信号を送り、信号に対する電離層の影響を調査する)波形発生器が含まれる。米国のペイロードは高度により電子密度がどのように変化するかを測定する。両国の協力により、データをコスト効果的に生成し、結果を両国で共有できる機会が与えられる。
[DW編集局]