[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2018/01/21
抄訳記事公開日:
2018/06/08

政府が製品の安全性と規格に関する新たな部局を創設

Government launches new Office for Product Safety and Standards

本文:

ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2018年1月21日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

政府はこのほど、消費者のリスクを特定し大規模な製品のリコールや修理への対応を管理する任務を持った国の新たな監督組織の創設を発表した。製品安全とその規格に関するこの新規部局は、英国が国際貿易の拡大、オンライン・ショッピングの成長、製品イノベーションの加速化への対処に当たって、新たに発生する製品の安全性の課題の解決を可能にする。

今回の発表は「製品のリコールと安全性に関するワーキング・グループ」に対する政府の回答の一環として出されたものである。2016年10月にマーゴット・ジェームズ(Margot James)消費者担当大臣(当時)が設置した製品安全・防火の専門家グループは、リン・フォールズ・ウッド(Lynn Faulds Wood)氏がその消費者製品リコールに関する報告で行った提言に基づき招集された。

政府は引き続き、消費者グループ、製造メーカー、小売業者などの関係者と共に、新設の部局が英国の製品安全体制をできるだけ効果的に統括できるよう継続して取り組む。

上記ワーキング・グループに対する政府の回答には標記の他に次の施策がある。
・英国規格協会(BSI)と協力して製品リコール・是正処置に関するガイドラインを提供する。
・メーカーや小売業者が製品の表示・識別に対する技術的解決策を開発するのに役立つ研究を実施する。
・消費者保護を目的として企業、地方自治体、BEISの専門能力のさらなる共有を図るべく、法律の適用範囲を拡大する。
・消費者挙動を調査する。
・専門家パネルを創設する。

[DW編集局]