[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
研究・イノベーション総局
元記事公開日:
2018/01/05
抄訳記事公開日:
2018/06/08

市場創造型イノベーション選出のための審査専門家の選任

Jury of top experts to pick market-creating innovations for EU funding

本文:

欧州委員会(EC)研究・イノベーション総局の2018年1月5日付標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会はこのほど、SME Instrument(中小企業支援プログラム)の第2段階のファンディングに関し、最も優れたイノベーションの選考に当たる投資・イノベーション専門家85名を明らかにした。同専門家の国籍は26か国に及ぶ。

専門家で構成する新たな審査委員会は、中小企業支援プログラムの第2段階の締め切り日となる2018年1月10日から作業を開始する。この審査委員会は欧州イノベーション評議会(EIC)pilotの下で導入された評価過程改革の一環として設立されたもので、応募者の個人的な資質や動機を全面的に考慮に入れることで革新的で市場創出型のイノベーションを見極める。したがって新たなシステムの下では、中小企業支援プログラムの第2段階における最初の選抜段階(最高250万ユーロのファンディング)を通過した企業は、専門家審査委員の前で自らのイノベーション・プロジェクトをプレゼンする必要がある。これは既存の書類による評価を補完するものになる。

審査委員会のメンバーは「関心表明公募」により、オープンで公明な方法で選任された。15%がエンジェル投資家、20%が起業家、20%がベンチャー・キャピタリスト、そしてその他の大企業、イノベーションハブ、アクセラレータなどの専門家で構成される。専門家の過半数は女性である。

[DW編集局]