[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
政府科学局(GO-Science)
元記事公開日:
2018/04/04
抄訳記事公開日:
2018/07/02

パトリック・バランス博士が政府主席科学顧問に就任

Dr Patrick Vallance takes up his appointment as Government Chief Scientific Adviser

本文:

政府科学局(GO-Science)の2018年4月4日付標記発表の概要は以下のとおり。

政府主席科学顧問(GCSA)の任務は、科学・技術に関連するすべての事項について首相・政府に助言し、政策や決定が最善の科学的証拠および長期的戦略思考に基づくようにすることである。

GCSAは政府の科学・工学専門職の長であり、首相に対してハイレベルの助言を行う独立の科学技術会議(CST)の共同議長も務める。

パトリック・バランス(Patrick Vallance)氏は、2012年からGlaxoSmithKline(GSK)社のR&D部門の社長を務めた。それ以前は創薬・開発担当の上席副社長であったが、GSK社には2006年に創薬部門の部門長として入社し、GSK取締役会のメンバーで執行役員チームの一員も務めた。GSK社入社以前は、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)医学科の医学教授として臨床研究に従事していた。

同博士は20年以上の基礎および臨床研究の経験を有し、NHS(国民保健サービス)の顧問医でもあった。同氏の研究領域は医薬化学や構造生物学から、ヒトの細胞研究および電子医療記録データベースの活用に至るまで広範囲に及ぶ。

1999年には医学アカデミー会員に、2017年には王立協会会員に選ばれている。2009年~2016年には健康研究戦略連携オフィス(OSCHR)委員会メンバーであった。UCLおよびインペリアル・カレッジ・ロンドンの名誉フェロー、UK Biobankの非執行役員および取締役、Genome Research Limited社の非執行取締役、認知症発見基金のメンバーを務める。

[DW編集局]