[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2018/06/05
抄訳記事公開日:
2018/07/06

「ドイツにおける起業文化強化」フォーラムを開催

Mittelstandsbeauftragter Hirte: „Wir wollen die Gründungskultur weiter stärken“

本文:

6月4日連邦経済エネルギー省(BMWi)において「ドイツにおける起業文化強化」と題する専門家会議が開催され、これに関して同省は概略下記のような報道発表を行った。

ヒルテ次官がBMWiで「ドイツにおける起業文化強化」フォーラムには100人以上の専門家が参加し、GEM(Global Entrepreneurship Mnitoring)の調査結果について、持続的な起業ダイナミズムを引き出すことや提案提出を目標として議論を行った。

ヒルテBMWi次官談:「GEMのデータは、起業の気運を向上させるために、様々な分野でまだ多くのことができること示している。恵まれた起業インフラそして公的な助成プログラムがあるにもかかわらず、ドイツにおける起業率は国際比較においてまだ上昇の余地がある。とりわけ起業文化を醸成し、人々に起業への勇気を喚起しなければならない」。

「GEM調査」はハノーバー大学の経済・文化地理学研究所とドイツ経済効率イノベーションセンター(RKW)の協力によって発表されるもので、起業活動や起業を取り巻く基本条件に関してドイツと他54カ国を比較しているものである。GEM調査に加えて、専門家たちはドイツにおける起業家の基本的条件や起業文化の改善に関して議論する。

調査によれば、ドイツにおける起業のトレンドは上昇傾向にある。2017年の起業率は対前年度比で上昇し、5.3%である。しかしカナダおよびエストニアでは約20%となっている。但し、こうした推移は全ての工業国で見られるものではない。

今回のフォーラムは欧州持続的発展週間(European Sustainable Development Week 2018)の一環として開催される。起業は未来志向で、持続的な経済成長に貢献するものであり、ドイツの持続性戦略の実現にも寄与するものでもある。

[DW編集局]