[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2018/05/02
抄訳記事公開日:
2018/07/20

「素晴らしい地球を取り戻そう」プログラム:フランスで14件、ドイツで13件のプロジェクトを採択

Make our planet great again : 14 nouveaux lauréats en France, 13 lauréats en Allemagne

本文:

5月2日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

2017年6月1日にマクロン大統領が開始した「素晴らしい地球を取り戻そう」(MAKE OUR PLANET GREAT AGAIN)プログラムでは、研究者、起業家、団体、非政府組織(NGO)、学生、市民社会全体を対象として、フランス主導の気候温暖化対策推進への参加を呼びかけている。

第2次公募の結果38件の新規プロジェクトの応募があり、14件が採択された。7か国の出身からなる14名の採択対象者は、国立科学研究センター(CNRS)、開発研究所(IRD)、原子力・代替エネルギー庁(CEA)、国立環境・農業科学技術研究所(IRSTEA)、パリ第七大学等の研究室に配属される。これら14名が実施するプロジェクトは、非常にハイレベルで、特に重要なテーマに関するもので、気候変動が生物多様性に及ぼす影響、アンデスとアマゾンの間の主要な移行帯の変遷の把握、海氷の融解が海洋循環に及ぼす影響、バイオマス熱分解プロセスの改善、CO2の変換によるエネルギー蓄積などである。

採択研究プロジェクトの活動期間は3~5年。「将来への投資」プログラム(PIA)から50~75万ユーロが割り当てられ、これに加えて受け入れ側の各研究室や機関から同額以上の支援がある。

一方ドイツは昨年「素晴らしい地球を取り戻そう」イニシアティブへの参画を表明している。ドイツでも同様の公募が実施され、その結果がこの度同時に発表された。ドイツで選抜された採択プロジェクトは13件である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]