[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2018/05/22
抄訳記事公開日:
2018/07/31

共同研究チームによる感染症「エボラ」のウィルス株の特定

Identification de la souche virale de l'épidémie EBOLA

本文:

高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の2018年5月22日付標記発表の概要は以下のとおり。

国立保健医学研究所(INSERM)、国立開発研究所(IRD)、モンペリエ大学、多分野横断コンソーシアムであるリアクティング(REACTing)が結集した共同研究ユニットのチームが、国立キンシャサ生物医学研究所(コンゴ民主共和国)と連携して、現在コンゴ民主共和国で流行しているエボラ出血熱の原因となるウィルス株を特定した。

このウィルス株特定は、国および国際保健当局がワクチンや出来得る限りの治療法による支援や展開を加速するための重要なステップである。

エボラによる危機発生以来フランスは全面的に関与してきた。候補ワクチンの評価を可能にする臨床研究の統括のほか、抗ウィルス剤や中和抗体による治療法研究に参画してきた。

本日発表された結果により、フランスチームがAIDSウイルスを発見してから丁度35年後に、感染症の領域においてフランスの医学研究が世界を主導する地位にあること、また特にアフリカ諸国と共に同国が展開した国際協力の力の重要性が再確認された。

[DW編集局+JSTパリ事務所]