[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2018/06/22
抄訳記事公開日:
2018/08/01
元記事の言語:
ドイツ語

BMBFが教育年報2018を発表

Bildungsbericht 2018 in Berlin vorgestellt

本文:

教育年報2018に関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

各州文部大臣会議(KMK)およびBMBFはドイツ国際教育学研究所(DIPF)と共に「2018年ドイツにおける教育」と題する年報を発表した。第7回目となる教育年報は、教育の全体的な発展を取り上げ、様々な効果および成果を重点としている。

カルリチェクBMBF大臣談:「今回の教育報告書もまた、質の高い教育を求める人々がますます多くなっていることを示している。しかしながら、相変わらず社会的バックグラウンドが教育の成果に強すぎるほど影響している。教育政策目標の中心は教育機会の平等であり、今後もそれは変わらない。全日制小学校(Grundschule)の実現、いわゆる社会的に問題を抱える家庭の子供を受け入れるイニシアティブや連邦奨学金制度の改革などを既に連立協定に明記しており、今や実行に移すべき時だ。」

今年の報告書では、ドイツの教育システムにおけるポジティブなトレンドが分かる。
・2015年、教育、研究、科学に対する総支出は2,741億ユーロであり、暫定的な計算によれば2016年でにはさらに2,817億ユーロに増加するとされている(いずれもGDPの9.0%程度)。生徒一人当たりでは4,900ユーロ(2005年)から6,900ユーロ(2015年)の支出に増加する。
・2016年、教育を受けた人の数は1,710万人へと大きく増加。このトレンドは出生数や移民の増加に依るものだけではなく、早期の教育開始やより高度な資格を取得するという傾向にも起因する。
・2016年、大学入学取得を得たのは15歳以上人口の31%だったが、2006年はわずか23%だった。
・2017年、早期教育関係従事者数は60万人と新たな記録を達成し、2006年以降着実に増加している。

教育の効果および成果に関しては、
・教育水準の上昇によって労働市場での処遇が改善され、収入が増加している。職業教育修了資格有は、なしより約5倍のチャンスに恵まれる。
・教育は社会的かつ政治的な参加に好影響を与える。教育水準の上昇に伴い、政治的な関心が高まりボランティア活動も増える。
・教育は健康的な振る舞いやより高い生活満足度をもたらすことが多い。
等と記述されている。

カルリチェク大臣談:「教育は個々の人格の発達を啓発をすることができ、職業的、社会的な参加やより高い収入へのチャンスを向上させ、健康へのポジティブな効果をもたらし、政治的なコミットメントを高め、より大きな生活満足度を与える。教育への投資は有益であり、個人や社会にとって価値が高い」。

[DW編集局]