[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2018/07/06
抄訳記事公開日:
2018/08/14

2019年度予算案は研究開発への追加投資を通じて拠点ドイツを強化

Altmaier zum Regierungsentwurf für den Haushalt 2019 des BMWi: „Wir stärken den Standort Deutschland durch zusätzliche Investitionen in Forschung und Entwicklung“

本文:

7月6日連邦閣議が2019年度予算案を決議。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

連邦閣議が2019年度予算案を決議。BMWiの来年度支出額は80億ユーロ強となり、その内約70億ユーロが助成に割り当てられる。

これに関してアルトマイヤーBMWi大臣は次のように発言:「2019年度予算案では、研究開発への追加投資を通じてイノベーション拠点としてのドイツを強化していく。特に革新的な中小企業の助成、デジタル化の振興、航空研究や海洋技術開発も対象となる。2019年には研究開発への支出が1億3,200万ユーロ増え、デジタル化に関しては3,000万ユーロの増加となる。また起業に関する追加資金を提供することでスタート・アップ支援を強化していく。これにより競争力確保と雇用の維持および拡大に重要な貢献を果たしていく」。

予算案の重点となるのが、デジタル化の振興に2019年度で3,000万ユーロ、また2022年まで新投資補助金計画「中小企業デジタル化」で2億1,000万ユーロの増額を行うことである。

エネルギー効率化、再生可能エネルギー振興、建物のエネルギー効率化のための改装等を重点とするエネルギー転換の遂行は引き続き中心的な助成領域である。BMWi予算案における様々な項目と並び、エネルギー・気候基金(EKF)の約37億ユーロが主要資金として投入されることになる。EKFでは新たな重点テーマとして、モバイル用の電池や定置用蓄電池の工業生産にフォーカスしている。

[DW編集局]