[本文]

国名:
米国
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2018/06/07
抄訳記事公開日:
2018/08/15
元記事の言語:
英語

NSFが全米データストレージ・ネットワークの開発を支援

NSF supports development of new nationwide data storage network

本文:

6月7日付け米国科学財団(NSF)による標記記事の概要は次のとおりである。

NSFは今後2年間でデータストレージ・ネットワーク構築に180万ドルの支援を行う旨発表した。オープン・ストレージ・ネットワーク(OSN)と名づけられたこのプロジェクトは、共同チームによる専門知識や研究施設、そして研究課題の共有を通じて、全米の研究者の協力を促進し、より効率的にデータをシェアすることができるようにするものである。

ジョンズ・ホプキンズ大学のAlex Szalay氏主導によるこのプロジェクトは、既存の全米のデータストレージ機関を活用する。この機関には全米データ・サービスやNSFが支援する4つのビッグデータ地域イノベーション拠点の各代表メンバーが含まれる。

NSFのこの支援はグ-グルの前会長、エリック・シュミット氏による寄付イニシアチブ(シュミット・フューチャー・グラント)に上乗せして構築されるもので、新しいネットワークのためのデータ転送システムを可能にするものである。このシステムは、低価格、高速、大容量、そして100ギガビット・ネットワーク接続を少ないノード数で対応できるように設計されている。これが可能になれば、OSNは全米の大学で使われ、これまでの投資を活用でき、全体的なストレージ・ネットワークの持続可能なマネジメントが可能になる。

OSNはNSFによる長年のデータサイエンスに対する主導と投資の上に築かれるものである。このストレージ・ネットワークはNSFの「未来に向けて投資すべき10のビッグアイデア」のひとつである「データ革命の活用」に沿ったものである。

利用者によるフィードバックはOSNの重要な要素である。プロジェクト参加機関の研究者は新しいストレージ・ネットワークを試験的に利用し、使い勝手が良く、性能が適切で、インターネット経由で様々なところからアクセス可能であり、セキュリティやプライバシーが守られ、信頼性が高く、長期間のデータ保存が可能なことを確保することになっている。NSFはシカゴ大学Ian Foster氏によるGlobus(グリッドコンピューティングのためのソフトフェア開発を行う組織)のサービスも支援しており、これは既にOSNでのデータ・マネジメント用に広く使われている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]