[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2018/08/01
抄訳記事公開日:
2018/09/11

ドログマイヤー博士のOSTP局長指名に関するNSFコルドバ長官の声明

Statement on the nomination of Kelvin Droegemeier as director of the White House OSTP

本文:

8月1日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

科学技術政策局(OSTP)局長指名に関して、NSFのフランス・コルドバ(France Córdova)長官が次の声明を公表した。

私はケルビン・ドログマイヤー(Kelvin Droegemeier)博士がホワイトハウスOSTP局長に指名されたことを大変喜んでいる。 というのは、NSFと彼との長年にわたる深い関係を通して、我々は彼が科学のあらゆる側面に関して、思慮深い主唱者であることを知っているからである。

ドログマイヤー博士は、NSFの最初の科学技術センターの1つであり気象予測分野のパイオニアである「暴風雨分析予測センター(Center for Analysis and Prediction of Storms :CAPS)」の副所長として1989年から5年間、また所長として1994年から約10年間勤務した。2003年の「共同適応型大気測定NSF工学研究センター(NSF Engineering Research Center for Collaborative Adaptive Sensing of the Atmosphere)」の設立においては、共同設立者の一人であった。また、ドログマイヤー博士は国家科学審議会(National Science Board:NSB)に12年間(うち、2期は副理事長として)勤務している。さらに重要なことに、ドログマイヤー博士は、教育者およびコミュニケータとしての研究者の役割を身をもって示してきた。数十年間、彼は教授として働き、将来の研究者を育て、彼の研究成果がその後の研究につながるように、知識の共有と研究の価値の伝播に努めてきた。

NSFとそのパートナーが、米国の経済および防衛を強化し、グローバルなイノベーションリーダーとしての地位を高めようとしている時に、OSTP局長に基礎研究の第一人者であるドログマイヤー博士が指名されたことをうれしく思う。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]