[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2018/07/31
抄訳記事公開日:
2018/10/24

生物多様性およびそれがヒト・動植物の健康に及ぼす影響に関する次期プロジェクト公募の予告

Préannonce : un futur appel à projets sur la biodiversité et ses effets sur la santé animale, humaine et végétale

本文:

2018年7月31日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

ANRは、”ERA-NET BiodivERsA”の一環でファンディング機関約20機関との協力により、新たなプロジェクトの共同公募を開始する。このイニシアティブの目的は、生物多様性に関する多国間研究を推進することにある。公募は本年10月に開始される予定である。

この新規プロジェクト公募の目的は、「生物多様性およびそれがヒト・動植物の健康に及ぼす影響」というテーマでプロジェクトを支援することにある。この公募には、様々なタイプの研究を支援するための2つの施策が含まれている。

・施策Aは、共同研究プロジェクトの資金支援を目指すもので、多様な研究チームが協力して新しいデータの生成を目指す。
・施策Bは、総合研究プロジェクトの資金支援を目指すもので、科学者を集めてワーキンググループを形成し、既存のデータ集合を使用して新しい知識を生み出す。これらのプロジェクトでは、新しいデータを収集したり生成したりすることはしない。その主たる活動は、既存のデータを合成または分析することにある(概念やアイデアの合成も可である)。

本プロジェクト公募への参加に関心を表明している国はドイツ、オーストリア、ベルギー、フランス、アイルランド、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スイス、トルコである。

アルゼンチン、ブラジル、ブルガリア、スペイン、エストニア、スウェーデン、海外県・特別共同体(グアドループ、ギアナ、ニューカレドニア、レユニオン)も本公募に参加する見込みである(参加については確認待ち)。

資金支援の対象となるのは多国間プロジェクトのみである。

※”ERA-NET BiodivERsA”について
生物多様性の世界的な損失状況において、欧州の研究資金支援機関は、第7次枠組みプログラムの一環で欧州委員会が支援する”ERA-NET BiodivERsA”プログラムにおいて協力することにより、この大きな社会的課題に取り組んでいる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]