[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2018/09/17
抄訳記事公開日:
2018/10/25

ドルトムントでサイエンス・ショー「物理学のハイライト」を開催

Herzrasen in Dortmund – Physik zum Erleben und Anfassen

本文:

カルリチェク大臣は9月17日ドルトムントでドイツ物理学協会副会長ホイアー教授、ドルトムント工科大学学長ガーター教授と共に「物理学のハイライト」を開催した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略、下記のような報道発表を行った。

ドルトムントのヴェストファーレン・ホールでカルリチェク大臣は「物理学のハイライト」の開会を宣言。9月17日から22日まで「心弾む(”Herzrasen”)」を合い言葉に、参加型アトラション、さまざまな展示、科学ジャーナリスト ランガ・ヨーゲシュワー(Ranga Yogeshwar)による盛大なサイエンス・ショーが開催される。この催しはBMBF、ドイツ物理学協会、ドルトムント工科大学によって開催され、約6万人が訪れると予想されている。

現在の競技スポーツは一体どのように現代の物理学と関係しているのか。何が一体ロボットのサッカー技術を向上させているのか。現在、どのように物理学的方法ががんの治療に取り入れられているのか。医学およびスポーツを巡るこうした様々な物理学に関連した疑問に対する解をプレゼンテーションするために、ドイツ全国から科学者がドルトムントに集結する。40に及ぶ展示がなされ、質問、議論、参加者と一緒に行う実験等の場が提供されている。子供たちはこのショーを通じて、物理学コンテスト、自分で実験するジュニア・ラボ等のプログラムを楽しむことができる。

カルリチェクBMBF大臣は「自然科学への感動は早期に体験すべきものだ。「物理学のハイライト」を機会に、自然科学とのふれあいが楽しいことを示したい。数多くの参加型アクションによって、子供たちのみならず大人も、物理学の様々な現象を体験し、研究者との対話を通じてこの多面的な職業分野の具体像を得ることができる。ドイツのイノベーション能力にとって、多くの青少年が自然現象に魅力を感じると言うことは、大変重要である」と語った。

このサイエンス・ショーは2001年以降、毎年場所を変えて開催されており、ドルトムントは「物理学のハイライト」の18番目の開催地となる。

[DW編集局]