2018年7月13日付国立保健医学研究所（INSERM）の発表によると、標記報告書がこのほど公表された。発表では報告書中に示された2017年活動実績を示す主要な数字が抜粋して掲載されているので、その概要を以下に記す。

・フランスにおける研究
臨床研究センター（CIC）：36か所、サービス・ユニット：34か所、研究ユニット：281か所

・欧州における研究
INSERMは欧州随一の生物医学学術研究機関である。2014年以降の”Horizon 2020″受託件数：183件（2017年新規受託は45件）、2012年以降の欧州研究会議（ERC）助成対象者のINSERM受け入れ件数：67件（2017年実施分は13件）

・国際研究
INSERMは世界第2位の生物医学学術研究機関である。現行の国際協力協定：24件（2017年の新規協定2件）、欧州共同研究室（LEA）および国際共同研究室（LIA）：33件（2017年に新規12件）、INSERMの在外研究ユニット（独、米）：2か所、2017年採用研究者の30%が外国籍

・成果利用
製薬分野における欧州随一の特許出願、生物医学分野における学術界随一の特許出願、バイオテクノロジー分野における学術界第4位の特許出願、公的なイノベーション研究機関としては世界第9位、特許ファミリー：1,673件、2017年の新規ライセンス契約締結件数：62件、2017年の研究開発提携契約件数：229件

・研究要員
13,296名：大学病院 5,065名（内197名が外国籍）、臨時職員 375名、契約職員 2,682名、正規職員（公務員） 5,124名（内2,143名が研究者、2,981名が技術者）、「ATIP-Avenirプログラム」による研究員 50名（2017年は9名）

・発表論文
2017年は13,220件

・予算
2017年は9億5,700万ユーロ：国の補助金 6億2,700万ユーロ、その他収入 3億3,000万ユーロ（内研究受託によるものが2億9,100万ユーロ）

[DW編集局+JSTパリ事務所]