[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2018/08/23
抄訳記事公開日:
2018/11/06

HAYABUSA2搭載の仏独共同作製探査ロボット「MASCOT」の小惑星「リュウグウ」上の着地候補地の決定

MA-9 : LE SITE D'ATTERRISAGE DE MASCOT SUR L'ASTÉROÏDE RYUGU

本文:

2018年8月23日付国立宇宙研究センター(CNES)の標記発表の概要は以下のとおり。

日本の小惑星探査機「HAYABUSA2」による3つの着陸候補地点が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によってこのほど発表された。仏・独の小型着陸機”MASCOT”は、2018年10月に地球から3億キロメートルの距離にある小惑星「リュウグウ」の南半球に着陸を目指すことになった。

上記着陸候補地点はJAXAにより選定されたもので、現在 MA-9 と呼ばれている。この地点は MASCOT の良好な運用のための技術的基準を十分満たすものである。特に熱、照明、探査機 HAYABUSA2 との無線リンク等の視点からの技術的基準を満たし、またJAXAが探査機自身と小型ローバー MINERVA-IIの活動のために確保しているゾーンとは何ら干渉しない。

MASCOTのHAYABUSA2からの切り離しと、リュウグウへの着陸は10月3日早朝(パリ時間)に予定されており、MASCOTがリュウグウ上でリバウンドして何処に着陸しようとも、それが発見するものはまちがいなく魅力的なものであるはずだ。

[DW編集局+JSTパリ事務所]