[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2018/09/11
抄訳記事公開日:
2018/11/08

NSFが神経・認知科学領域の新たな統合的プロジェクトを支援

NSF funds new integrative approaches to cognitive science, neuroscience

本文:

9月11日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NSF は、神経・認知システムに関する革新的な研究を実施するため18の分野横断的なプロジェクトにファンディングを行う。これにより、NSFは新たな神経技術開発を加速するための協調的取組みである「Understanding the Brain」および「the BRAIN Initiative」を支援する。

「この研究は、これまで神経科学と認知科学にとって手に負えなかった難題に取り組み、将来の研究に向けて新しい道を切り開くだろう。我々は、これらのハイリスク・ハイリワードの提案が、どのような分野に我々を導くのか、非常に楽しみにしている。」とNSF工学部門のプログラムディレクターであるShubhra Gangopadhyay氏は述べた

NSFの4つの部局(コンピュータおよび情報科学・工学、教育と人的資源、工学、社会・行動科学および経済学)は、神経科学分野だけでなく、神経科学的理解を更に深めることにより恩恵を受ける工学、行動科学、教育の分野における基礎研究を進展させることを目的とした学際的研究に対して共同で資金を提供する。

18のプロジェクトは、以下の4つの重点分野の先端的な基礎研究として実施される
・神経工学と脳をテーマとしたコンセプトおよびデザイン
・個性とバリエーション
・現実的で複雑な環境における認知的プロセスと神経プロセス
・データ集約的な神経科学と認知科学

[DW編集局+JSTワシントン事務所]