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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2018/03/06
- 抄訳記事公開日:
- 2018/11/08
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第9次EU枠組みプログラム(FP9)に対する英国の政策方針
UK POSITION PAPER ON THE NINTH EU FRAMEWORK PROGRAMME FOR RESEARCH AND INNOVATION (FP9)
- 本文:
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ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2018年3月6日付標記発表の概要は以下のとおり。
英国はEUと可能な限り幅広く深い協力関係を構築しているので、主要な研究・イノベーション・イニシアティブに関して、欧州パートナーと広範な科学・イノベーション協定を通じて、引き続き協力していくことを希望する。その中には第9次枠組プログラム(FP9)への参加という選択肢の検討も含まれる。英国はEU枠組プログラムへの参加を高く評価しており、また全加盟国の中で上位5か国に入る協力パートナーとして、欧州全域の市民に対してプログラムが利益をもたらすように貢献してきた。英国の産業戦略において明らかにしているように、研究・イノベーションはグローバルな事業であり、これらの領域での成功には国際協力が不可欠である。
欧州委員会と欧州連合(EU)加盟国は、研究・イノベーションのためのFP9の策定作業を開始している。このペーパーはFP9に関する英国政府の次のような立場を明らかにしている。
・卓越性を継続的に重視することが不可欠である
最も質の高い提案を支援することによってのみ、プログラムは市民に最大の利益をもたらすことができる。・世界に対して開かれていること
EUおよびその加盟国は(相互の利益に重点を置いて)他の諸国との共同研究を促進・強化する必要がある。・ミッション指向のアプローチ
これにより(柔軟性を有した協議方式により決定される)大規模な社会的課題や欧州の優先課題への対処に有用な枠組みを用意できる。・FP9は、参加者の管理業務負担をさらに軽減すべきである。
・卓越性の普及を図ること
加盟国および関係国は、欧州の研究・イノベーション全体の強化を図るべく、取り上げられる機会の少ないグループや地域の育成を支援することで、参加の拡大を図る必要がある。・欧州による付加価値
FP9は付加価値の最も高い領域に重点を置くことで、国レベルの研究・イノベーション・ファンディング・プログラムを補完する必要がある。・欧州のイノベーションギャップと将来の産業競争力に対処するには、野心的なアプローチが必要である。
・FP9は、成長の促進と広範な社会的利益の提供という点でその利点を実証する必要がある。
・FP9は、パートナーシップ・メニューの数を合理化する必要がある。
[DW編集局]