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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2018/04/18
- 抄訳記事公開日:
- 2018/11/09
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英国イノベーション調査2017:2014~2016年の主要な指摘事項
- 本文:
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ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)は2018年4月18日付で「英国イノベーション調査2017年版」(2014~2016年の期間が調査対象)を発表した。報告書に記された主要な指摘事項は以下のとおり。
・企業の半数がイノベーションを活性化
イノベーションを積極的に行っている企業の割合は若干低下している。前回調査(2012~2014年を対象)でイノベーションに活発であった企業の割合は53%であったが、今回(2014~2016年)は50%であった。この減少は、中小企業のイノベーション活動の減少の結果である。しかしプロセスまたは製品イノベータの割合は増加しており、企業の約3分の1(31%)がこの調査期間中に新製品やプロセスを導入している。・イノベーションのレベルは企業の規模によって異なる
大企業は中小企業よりもイノベーションを起こす傾向が高かった。大企業の63%でイノベーションが活発であるが、それに比して中小企業は49%である。・製造・建設業は流通・サービス業よりもイノベーションが活発である
イノベーションが活発な企業の割合はほとんどすべての業種で落ちている。これはイノベーションに積極的な企業全体での落ち込みを反映している。
2015年の調査と比較すると、イノベーション活動が増加したのは2業種だけだった。電気・光学機器の製造業で71%から74%に、不動産・賃貸事業で55%から57%に上昇している。・ほとんどの国と地域でイノベーションは低下している
イングランドはイノベーションが活発な企業の割合が最も高くて51%、北アイルランドが一番低くて40%である。 [DW編集局]