保健・社会福祉省の2018年7月2日付標記発表の概要は以下のとおり。

政府は、生涯にわたる病気、精神疾患、肥満などのさまざまな状態で生活している何百万人もの人々の生活を変革できる可能性のある研究に対して、2億1,500万ポンドのファンディングを行うと発表した。

高齢化による負担増やNHS（国民保健サービス）に対する需要の高まりといった新たな重要課題に取り組むべく、今後5年間で1億5,000万ポンドの研究資金を投じる。

残りの6,500万ポンドは、政府および独立の関係組織が保健・社会福祉について政策決定を下す際に、最善の情報・エビデンスを入手できるようにするために重要な役割を果たす13の国立保健研究所・政策研究ユニットに充当される。

上記ユニットは、次のような様々な専門領域をカバーする。
・行動科学
・成人の社会的介護
・高齢者とフレイル（高齢者の活動力低下）
・癌の症状、検査、および早期診断

大学に拠点を置く各ユニットは、共同研究機関の研究者からなる学際混成チームを迎えて、保健・社会福祉政策の優先分野を研究する高度な専門家集団を組織する。

また看護師と助産師のための新しい研究リーダープログラムの創設に、300万ポンドが追加投資される予定である。

[DW編集局]