[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国宇宙庁
元記事公開日:
2018/08/22
抄訳記事公開日:
2018/11/21

英国製の強力なレーザーを搭載した宇宙船がまもなく打ち上げられる

British built laser spacecraft due to be launched into orbit

本文:

英国宇宙庁の2018年8月22日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

3.4キロワットの強力なレーザーを搭載した英国製の衛星がまもなく宇宙に打ち上げられる。

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙船”Aeolus”の強力なレーザーは、地球の200マイル上空を飛行しながら、大気中に照射して風速を測定する。気象予測の精度に革命をもたらす可能性がある全く新しいアプローチであり、世界中の洪水やハリケーンのような災害から人々を守るのに役立つ。

宇宙船はスティーブニッジの Airbus Defense and Space 社によって建造された。 その他の英国企業も、カメラ、ソフトウェア、推進システムなど、重要な要素をミッションに提供した。英国企業がかなりの程度まで参加できたのは、ESAの地球観測包括プログラムに対する英国宇宙庁の強力な継続的支援によって達成されたものである。Aeolusはフランス領ギアナ・クールーの欧州宇宙基地から、ベガロケットで打ち上げられる。

2016年に、英国は一連のESA宇宙プログラムに14億ユーロを拠出した。英国は毎年約3億5,000万ユーロをESAに投資しており、それによって年間50億ユーロ以上のESAの研究・技術専門情報を利用することができる。

英国は地球観測において主導的役割を果たすのみならず、電気通信研究では欧州の主要なファンディング国であり、結果的に商用通信衛星の4つに1つが実質的に英国で建造されている。

[DW編集局]